患者さん：ご本人 通院時期：手掌多汗症
手掌多汗症
医院の皆さんへ
８年前に、手掌多汗症という病気で手術をしました。24歳の時でした。
自分が人と違うと意識し始めたのは小学生くらいの時で、約18年ほど悩まされていた病気でした。
人と手を繋ぐ事も、お店でおつりを貰う時も手を出す事ができず…手に汗を流れるほどかいてしまう事で日常生活における全てに支障がありました。
一大決心で診察したところ、その時の主治医の先生が軽く「あ、これは早くしたほうがいいね！」と仰り、意外にも手術の予約でいっぱいだったところ何とか早い日にちを見つけて予約を入れてくれました。
そして不安そうな私の目を見て、「人生変わるよ！」と力強く仰ってくれたんです。
５日間の入院・手術でしたが、無事手術が終わり、長年悩まされていた手の汗が、全く出なかったんです。
副作用？として下半身に汗をかくようにはなりましたが、手に汗をかかないというだけで、仕事の幅もひろがり、人と手を繋ぐことや普通の事が簡単にできるようになりました。性格も明るく前向きになり、汗かきなんだと人に言えるようにもなりました！
先生の「人生変わるよ！」の一言で不安がなくなり手術が楽しみになり、今は本当に人生が変わりました。
８年経ち、神経が少し復活したのか汗ばむ事はありますが、それも普通の人と一緒。とても感謝して過ごしています。
今、妊娠しています。もし万が一ですが、この病気が子供に遺伝するような事があったとしたら、先生にお願いしたいと思います。そして私の子供にも「人生変わるよ！」と力強く仰っていただきたいです。
